熱可塑性樹脂(サーモプラスチック)

食品容器の製造に使用される熱可塑性樹脂(サーモプラスチック)の原材料ペレット。加熱して成形される前のプラスチック樹脂粒。

熱可塑性樹脂の定義

熱可塑性樹脂(サーモプラスチック)は、加熱すると軟化し、冷えると再び固化する性質を持つ樹脂です。この性質により、繰り返し成形が可能で、食品容器ではPP(ポリプロピレン)、PE(ポリエチレン)、PETなどの熱可塑性樹脂が広く使われています。ただし「熱可塑性=高耐熱」ではありません。安全に使える条件は、樹脂の種類やグレード、肉厚、容器形状、そして使用表示(電子レンジ/オーブン対応など)によって決まります。

熱可塑性樹脂:食品容器で押さえるべきポイント

食品容器として選定・仕様決定時には、次を確認してください。

  • 熱可塑性と熱硬化性の違い: 熱可塑性は加熱で軟化しますが、熱硬化性は硬化後に再溶融しません。この違いは加工方法や製品の耐熱使用上限に関わります。
  • 樹脂種類で挙動が変わる: PP/PE/PETは耐熱、剛性、透明性、耐油性などが異なります。食品特性(油分・糖分)や用途(陳列性、加熱方法)で選択してください。
  • 電子レンジとオーブンは別物: 熱可塑性樹脂でも、電子レンジ対応の表示がある場合に限り使用可能です。オーブンでの使用は、別途オーブン対応表示と適切な設計・素材が必要です。
  • 部品別に確認: 本体とフタで違う素材が使われることがあります。本体が耐えられる条件でもフタが先に変形する場合があるため、通気やフタの取り扱い指示に従ってください。
  • 調達書類: B2Bにおいては、素材識別や想定温度域、使用条件(ワット数・時間、温度)、食品接触適合宣言書、移行試験成績報告書、およびトレーサビリティなどの資料を確認してください。
国際的な安全基準を満たす食品容器を製造・供給するSouth Plastic(南部化成)の社屋。 私たちSouth Plasticは、高品質なモノマテリアルPPおよびrPET食品容器をグローバルに製造・供給しています。当社の製品は、国際的な安全基準・品質認証を取得し、厳しい安全性・持続可能性の要件をクリアしています。容器に素材記号や耐熱温度を明確に表示し、消費者が迷うことなく安心して電子レンジをご利用いただけるよう工夫しています。

❓ よくある質問

熱可塑性樹脂とは何ですか?

加熱で軟化し、冷却で再び固化するため、繰り返し成形できる樹脂です。

熱可塑性樹脂と熱硬化性樹脂の違いは?

熱可塑性は加熱で再び軟化しますが、熱硬化性は硬化後は再溶融しません。

熱可塑性樹脂であれば電子レンジ対応ですか?

いいえ。電子レンジ使用には、対応表示(アイコン/文言)と、定められた使用条件が必要です。

なぜフタは本体よりも変形しやすいのですか?

フタは本体と別素材が採用されることがあり、本体より肉厚が薄く設計されることが多く、蒸気圧の影響も受けやすいためです。

B2B調達担当者は仕入先に求めるべき資料は何ですか?

素材識別、使用条件表示、部品別仕様(本体/フタ)、適合宣言、移行試験成績報告書、およびロット単位のトレーサビリティ資料を求めてください。


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